第一章「反乱軍」
―宇宙世紀190年、2月16日。
俺はユウヤ…政府軍、第103特殊戦術機部隊の隊長を務める。
今日も退屈な訓練だ。隊長だというのに、暇だ。
現在、俺らは第110コロニーのユーコン基地で訓練飛行中だ。
ユウヤ「フォーメーション『アローヘッド・ワン』!」
「了解!」「りょーかぁい」「らじゃー」「はいはい」
仮想敵機を次々と撃墜しながら、味方機とともに攻撃目標を破壊する。
「目標撃破!訓練終了!帰投しろ!」
コマンドポスト
C Pからの訓練終了の告。
ユウヤ「イーダル1了解、帰投する。全機、帰投しろ!」
「「了解!」」
その時、突如警報が鳴った
ユウヤ「何だ!?…CPへ、正体不明機接近中!」
「こちらCP、警告を無視した場合や攻撃意志が認められた場合は撃墜せよ」
ユウヤ「イーダル1了解。正体不明の敵機へ告ぐ。こちら第103特殊戦術機部隊。現在此処は我々の貸切となっている。他部隊の侵入は認められない。速やかに進路を変更せよ。繰り返す、進路を変更せよ。警告を無視した場合は撃墜する」
相手は戦闘機、E-24が5機。編隊を組んでいる。こちらは戦術機、壱式が4機だ。
「こちら反乱軍第一小隊隊長…我々はこの基地を落とす。そのために来た…」
ユウヤ「ならば、全力を持って阻止する。CPへ、相手には敵意がある。撃墜する」
「了解。第103特殊戦術機部隊、敵機を撃滅せよ」
ユウヤ「散開!敵機座標を送る!」
「「了解!」」
イーダル2(タケル)「へへっ、お前の相手は俺だぜ!」
右腕の120mm突撃砲で1機を撃墜する。
イーダル3(ユイ)「貴方は私がッ!!」
落ちはしないが、致命傷を負わせる。
敵隊員「喰らえ!!」
E-24のJSMがイーダル2を襲う。
タケル「よっ」
ブーストで跳躍し、ミサイルを避ける。
タケル「オラオラァ!」
ユウヤ「すばしっこいな・・・モーターブレードでケリをつける。イーダル4、援護しろ!」
イーダル4(トロ)「へいへい」
ユウヤがE-24の正面から向かい、モーターブレードを構え飛行する。
遊撃隊隊長「捉えた。各機編隊を組め!」
1機いないため、不完全な編隊になる。
ユウヤ「俺が相手だ」
敵隊長「全機、ミサイル発射!」
ユウヤ「よっ!ほっ!」
ユイ「遊んでないで早く!」
タケル「そうだぞ!」
トロ「やっちまえぇ!」
味方機の対空射撃で、敵機が2機落とされる。
ユウヤ「そーれっ!」
敵機1機が両断。残りは隊長のみとなる
ユウヤ「全機、飛行して空中戦!」
「「了解!」」
その後、隊長機はすぐに墜落した。
基地に帰投したあと、反乱軍から宣戦布告があったことを知らされる。
敵はとあるコロニーへ集結し、我々政府軍へ攻撃を仕掛けるつもりなのだと・・・。
- 最終更新:2014-07-26 00:22:54