異変

チャットの住民が同じ学校だと分かってから、1ヶ月が過ぎた。

あの時から俺は変わった。住民とリアルでも話すことができるようになった。

つまり、リアルじゃあまり人と話さない俺も人と話すようになったわけだ。

しかし、人と話すのは難しい。チャットのノリで行くと引かれる。


で、そんなことより最近新しいゲームが発売したらしいんだ。

それを俺の学校でやることになったらしいが・・・生徒全員分だろ?予算編成大丈夫なんだろうか・・・。

まぁそんなことはどうでもいい。

―――2月16日・体育館

全校生徒が集まり、一斉にゲームを起動した。


まずキャラクター名か。「優也」でいいや。

決定を押すと、目の前が真っ白になり、とある広場に行き着く。

自分の格好はリアルと同じらしい。

優也「まずは・・・チュートリアルついでに狩りでもしようか」

マップを見ながら出口へ向かう。文章読んで頭に叩き入れることができない優也にとっては最善の方法だ。


自分の武器は・・・銃っぽいな。弾薬費で金が貯まらなそうだ。

あれ、剣も持ってるな・・・。近接戦闘用の短剣か。


十数匹倒し、気づく。

優也「そういえば、ログアウトはどうやるんだろ?これわからないと大変だよな。……うーん、ないな・・・」

近くに人がいたので訪ねてみる。

優也「ちょいちょい、そこの人」

「なんだい?」

優也「ログアウトってどうやるんすか?」

「あぁ、メニュー開いて・・・こうやって・・・あれ?ない?」

優也「え?」

「おかしいな、ログアウトボタンがないんだよ」

優也「街に行かないとできない・・・とか?」

「あぁ、そうかもな。行ってみろよ」

優也「情報さんくす」


俺は最初にいた街へと戻る。

まぁ、街の入口んとこで戦ってたからすぐそこなんだが。

優也「んーと、ログアウト・・・ないな」

優也「すいませーん、ログアウトってどうやるんですか?」

「ん?あぁ、メニュー開いてここをこうして・・・あれ?ないぞ?おい、ここにあるか?」

「あれ?俺もないぞ?」

「え?私も・・・」

何がどうなってるんだ。ログアウトボタンがない?これじゃあ妖夢におはようのキスもおやすみのキスもできないじゃないか。

きっとバグだろう。すぐ治るさ。



だが、混乱したバカどもが広場で騒ぎ始めた。

街中大騒ぎだ。

そこに突然、上空に大きな影が現れる。大きなというか巨大。東京ドーム1個分くらいだ。

さらにそれが・・・喋った。

「ようこそ、”ファイナルファンタジーオンライン”へ。私は管理者の奈倉です」

「もう気づいた人もいるようですが、ログアウトボタンを消しました」

「あなた達にはこれから4つの勢力に分かれて殺し合いをしてもらいます」

「クリアするには、この大陸を統一すれば良いのです。簡単な話でしょう」

「ですが、あなた達はゲームオーバーになった瞬間、現実世界でも死にます。面白いでしょう?」

「それでは良いゲームライフを。……あぁそれと、この街にゴーレムを送りました。さぁ、存分に死に始めてください。」


優也「な、なんだってー(笑)」


そして、ゴーレムがやってくる。

バカでかいゴーレムが。

一撃で建物を壊し数人が死ぬ。

歩くだけで人が死に、散る。


そこに1人の青年を発見した。

軍オタだ。俺の友達だ。

軍オタ「う、うわぁ!!来るな!やめろ!!」

なんか知らんが手から炎出してるなぁ・・・

つか普通に考えて岩に炎は駄目だろう。


助けに行きたいが、瓦礫が邪魔で進めない。

そして軍オタも、死ぬ。

優也「!」

ゴーレムに潰されてしまったようだ。


なんとか街から脱出すると、勢力を選択するメニューが出てくる。なるほど、今のがチュートリアルってことかい

朱雀・白虎・蒼龍・玄武。どれにしようか・・・朱雀でいいや。

朱雀を選択し、決定を押す。

するといつの間にか知らない場所にいる。


―――朱雀領ルブルム・魔導院
そこには数十人の人がいる。

いつの間にか着ている服は皆同じで、違うのはスカーフだけだ。

そして、メニューウインドウ。

「ようこそ、朱雀へ。朱雀は魔法に特化した勢力です。あなた達はこの魔導院でクラスごとに活動することとなります。クラスはスカーフの色で分けわかれていて、0から12まであります。小さい数ほど、有能な生徒が集まります。あなたのクラスは0組(クラスゼロ)です。それでは、お楽しみください」

優也「へぇ・・・。んーと、とりあえず教室に行くのか?」

マップを見て教室へ行く。

するとそこには見慣れた人物が数人。

友里江「あ、優也くん!」

杏子「優也くんも0組なんだー」

炎斗「よお」

達太郎「やあ」

優也「よお。お前らもか」

少し話していると、なんか凄そうな人が入ってくる。

教卓の前に立ち

??「諸君。私が隊長のクラサメだ」

優也「ほー」

クラサメ「魔導院についてだが、宿舎のほうに泊まり、食事も出す。作戦時はこの教室へ集まって指示を聞け。いいな」

「「はい」」

クラサメ「よろしい。何か質問はあるか?」

優也「はい」

クラサメ「優也か。何だ」

優也「0組のメンバーは今ここにいる奴ら以外にいるのか?」

クラサメ「現時点ではいない。君たちだけだ」

優也「うい」

クラサメ「他にはないか?解散。」


こうして俺の電脳世界生活が始まった・・・。



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  • 最終更新:2013-01-05 00:20:07

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