序章 杏子視点

連絡;あんみつが乱入!



はいはい、来ましたよ。


このチャットにはいつもお世話になっている。

現実逃避の術の一種だ。悩みなんて吹っ飛びます。とっても助かってます。


最後には現実が待ってますけどね。



優也;(@´∀`)ノHELLO!


あんみつ;こんにちは



取り敢えず、挨拶する。

挨拶は基本だ。基本中の基本。

まあ、私がちゃんと挨拶をするようになったのには、ちょっとした理由があるんだけれど。



あんみつ;だ、だからツンデレじゃありません!



いや、本当にツンデレじゃないんですけど。はい。



優也;うんうん、ツンデレだね



なんでそうなる。

優也さんてほんとにわからないなあ。

なに考えてるんだかさっぱり。どう答えたらいいんだろう。



そんなやり取りをかれこれ数十分。長い。

口では面倒臭いと言うけれど、内心何処か楽しいと思っている自分もいる。

まったく。懲りないなぁ。



GALAXY;お前ら新年早々いちゃいちゃしやがって



おい。あ、すみません。つい乱暴な言葉を。



優也;いたのか


あんみつ;いちゃいちゃなんてしてません!



してないんですけどね。どうしてそっちの方向にばっかり行くんですかね。



連絡;あははが乱入!
優也;(@´∀`)ノHELLO!



なんか来た。



優也;年賀状来たけど凄いなあれ。死にたくなったわ


あはは;えぇ!?優也さんも頑張ったと思いますよ


GALAXY;あははの年賀状は凄い



確かに凄かった。あれだけ書くことがあるなんて。

私はイラスト書いて送っただけのだ。工夫も何もない。

なんか、ごめんなさい。私ももっと書けばよかった。



あんみつ;私も送ろうかなぁ


優也;25日過ぎるとそれ年賀状じゃなくて寒中見舞いだから。



あ、そうか。いやでも、私が年賀状送ったの確か4日の朝・・・。

やっちゃったね。あっは。



優也;じゃあ俺狩りに戻るから



狩りって猪でも狩ってくるのか?楽しそう。

その猪の新鮮なお肉をお好み焼きに、こうジューっと…。

きゃー、美味しそうー!



クリストファー;おう


あはは;がんばれー


あんみつ;いってらっしゃい



一応挨拶。一応ですけどね。



そんなこんなで時間が過ぎる。いつものことだ。



優也;珍しく人がいるな


オワタ;暇


aiaanya;SP沸かないんですよ


aiaanya;あ、ポツ湧いた


優也;ぶっ壊してこい


雷炎;ポツ?


優也;ポーツマス峡谷


あんみつ;どこですか、それ?



どこだよ、そこ。オホーツク海みたいだな。



優也;AOだから。EP3だから。



あはは;優也さん詳しいですね


優也;そりゃ4年もやりりゃあ、な。



優也;つか、今日冬休み最期じゃねえか


あんみつ;あ、わたしもですー



学校嫌だなぁ。

まぁ授業なんてろくに聞いてないけど。つまらないし。



あはは;わたしもー



そりゃお前は同じでしょうよ。



オワタ;あ、俺も。


GALAXY;俺いつだっけ


雷炎;俺も分かんない



いや、そこは覚えときましょうよ。

はあ。只今あんみつ現実に引き戻されました。

隊長、あんみつ応答ありません。意識の確認。速急に処置を。

いやいやいや、これじゃまるで保体の授業じゃないですか。と言うかまんま保体じゃないですか。



…じゃなくて。





…現実がもっと魅力的な世界だったらいいのに。

こんな世界が、いつまでも、どこまでも広がっていればいいのに。





この時、私はまだ知る余地もなかったんだ。

日常があっさりと脆くも崩れ去ることを。

  • 最終更新:2013-01-26 14:04:35

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