優也「艦娘?」第一話

――翌日

優也「さて、響。色々と聞かせてもらいたいことがある」


響「うん」


優也「色々と気になるところがあるが、まずは・・・お前がここに来る前のことで、なにか覚えているものを教えて欲しい」


響「ここに来るまでの経緯ってことかい?」


優也「それもだな。あと、前はどんなところにいたか」


響「そうだね・・・。私達は、深海棲艦っていう敵と戦っていたんだ。彼らは突如海から現れて、全世界の海を支配した。そこで、古の艦の魂を持つ私達が復活して、深海棲艦を撃退した」


響「それで、私は最後の作戦に出ていたんだ。妹や仲間たちと鎮守府・・・基地に帰るところで深い霧にが出てきた。だんだんと意識が朦朧としてきて、気がついたらあの場所で倒れていたんだ」


優也「ふむ・・・。どうやって戦っていたんだ?」


響「私達艦娘と呼ばれる存在には艤装という武装、動力などを装着できるんだ。それを使って戦う。」


優也「それは今持っているのか?」


響「いや、無いね。霧に包まれる前にはあったんだけど」


優也「そうか・・・」


天使「私からもいくつかいいですか?」


優也「ああ」


天使「どうやら私達は共通の概念を持っているようです。例えば言葉とか・・・。あちらの世界にどんなものがあったか教えていただけますか?信仰している神とか」


響「うーん、信仰している神っていうのは私はあまり興味が無いからわからないけど、あったものというと、海とか、人とか、大陸・・・こことあまり変わらないように思えるよ」


天使「では、歴史などは?」


響「大昔、戦争があったんだ」


天使「戦争?」


響「うん。1つの島国が、大国相手に喧嘩を売るんだ」


響「その1つの島国で作られた艦が私達の前の姿。その数多くは海に沈んだり、解体されたりして魂を失った。そして深海棲艦の出現により、各地で艦娘の魂を復活させた・・・らしい。」


天使「前の姿、というのは人型ですか?」


響「ううん。船。手も足もなかったよ」


天使「なるほど・・・」


優也「島国・・・そういえば天使、俺らの現実世界のほうも島国じゃなかったか?」


天使「え?はい、日本でしたっけ?」


響「日本?」


天使「はい。島国で、とても平和な国ですよ。少し前に宇宙人が攻めてきましたけど」


響「そこは・・・私の知っている世界の、未来とか・・・?」


天使「うーん、過去から来たということでしょうか・・・」


優也「だったら女神が知ってるはずだろ。でも分からないとか言ってたんじゃなかったか?」


天使「そうですよね・・・。うーん、となると平行世界でしょうか」


優也「なんだそりゃ」


天使「例えば優也さんがした行動で未来が変わるとして、そのとき別の行動を取るとまた別の未来ができますよね?その別の未来が平行世界です」


優也「ああ、別ルートってことか。つまりどこかで別ルートを踏んだ世界とこっちの世界が並行していて、なんかあってこっちにきちゃったってことか?」


天使「そういうことかと」


響「納得できるね」


優也「で、戻る方法とかないのか」


天使「平行世界で女神様の知らない世界ですから・・・ああでも、どこの世界線か分かれば戻れる可能性もありますね」


優也「んなもん分かるか。神じゃねーんだ俺は」


響「・・・いいよ」


優也「は?」


響「戻らなくていいんだ」


優也「何でだよ」


響「戦争は終わったんだよ。私達兵器はもう用済みなんだ」


優也「いやたしかにお前はその深海なんちゃらと戦ってた、確かな戦力だが、それでいて1人の女の子だろうが。手も足もねえ船じゃねえんだよ」


響「・・・」


優也「お前はどうにかして戻してやる。妹だって待ってるんじゃないのか」


響「そう、だね」


優也「きっといい未来が待ってるんだ、自信持て」


天使「優也さんにしてはいいこと言いますね」


優也「おう、もっと褒めてもいいんだぞ?」


天使「そうですか」


優也「ずいぶんひどいな」


響「あはは。二人は仲がいいね」


優也「そりゃそうよ、今まで幾多の戦場と夜を共に過ごしてきたか」


天使「夜って・・・」


響「意味深に聞こえるね」


優也「いやそういう意味ではないけど合ってるような合ってないような」


天使「まぁ、ずっと2人暮らしですしねぇ」


響「優也の理性は持つのかい・・・?」


優也「俺をどういう目で見ているんだお前は」


響「すまない、前の世界に似たような人がいてね」


優也「一緒にすんな」


響「すまないって言っているじゃないか。君はそんな人じゃないと思ってるよ」


天使「あら?優也さん、小学生くらいのときに幼女を」

優也「ベッドの上で泣かすぞ」


天使「ヒエッ、こわいです~」


響「やっぱり」


優也「おいおい、今何歳だと思ってるんだ。というか天使はなんでそのことを知っているんだ?」


天使「?こっちに来る前に優也さんの情報は色々と探らせていただきましたよ」


優也「ヒエッ、怖すぎ」


響「天使には逆らわないほうがいいみたいだね」


天使「そうですよ~」


優也「ああそうだな。だからといって攻撃されないわけではないぞ?今日は縞パンか」


天使「きゃあっ!?何してるんですか!!」


響「最低だね」


優也「響は?」


響「すまない、今日は履いていないんだ」


優也「そうなんだ」


優也「かわいいぱんつだね」


響「!?いつの間に・・・」


天使「あー・・・優也さん、意外とすばしっこいですから気をつけて下さいね」


響「動きが見えなかったけど・・・すばしっこいでまとめられる速さかい?」


優也「人はこれを瞬間移動という」


天使「全く・・・でもなんか、久々ですね。優也さんにこういうことされるの」


優也「んあ、そうか?」


天使「ええ。いつもゲームだの妖夢さんと戦ったりだのであまりこういうことがなかったので」


響「溜まってるのかい?」


優也「いやそれはない。俺に性欲というものは存在しない」


天使「そんな誰にでも分かる嘘をついちゃいけません」


優也「まぁバレるわな・・・。まぁ気にすんな、響。襲ったりはしないから」


響「ああ、信じているよ」


天使「でも昨日夜中にずっと響さんの寝顔見てませんでしたか?」


優也「お前よく知ってんな・・・」


響「本当かい?」


優也「ああ。なんか可愛くてな、癒やされた」


天使「私の寝顔は不満ですか・・・?」


優也「可愛いけどさ、響のほうが新鮮だしな」


天使「むー、褒めてるんですかぁ?」


優也「褒めてるよ」


天使「ふふんっ、もっと褒めてもいいんですよ?」


優也「可愛いぞ、響」


響「ありがとう」


天使「私は・・・?」


優也「おっぱい成長した?」


天使「もう黙って下さい」


響「胸の話は・・・やめよう」


優也「あっ・・・ああ、あー・・・なるほどぉ~」


響「無性に腹が立つね」


優也「おう、すまんすまん。ほら、ゲームでもするか?」


響「む、いいよ。受けて立とう」


優也「違うな。これは協力ゲームだ」


天使「お、CODGですか~」


優也「うむ。俺はこのゲームの本編を、EXTINCTIONだと思っている」


響「どういうゲームだい?」


天使「エイリアンを倒していくゲームですね~」


優也「そうそう。まぁやれば分かる。天使、響にアドバイス頼むぞ~」


天使「がってん!」


優也「さぁ、始めよう―――」









コメントを投稿するには画像の文字を半角数字で入力してください。


画像認証

  • 最終更新:2015-04-23 20:40:19

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード