優也「入れ替わった?」第十章

優也「で、様子はどうだ?」


天使「特に変化はありませんね」


優也「そうか・・・」


優也「こいつについての情報はなにかあるか?」


天使「いえ。どうやら女神様が管理する世界の者ではないようで・・・」


優也「この世界のものではないということか」


天使「そうなりますね」


優也「見たところ、小学校中学年といったところか」


優也「小学校の制服には見えないがな」


天使「異世界ということもありますし、色々と違うんじゃないですか?」


優也「ふむ・・・」


天使「このⅢというバッジも何の意味があるのか・・・」


優也「何1つわからないわけか」


天使「はい」


優也「とりあえず起きたら色々と聞く必要があるな。言葉がわかるかどうか」


天使「私ならある程度は話せますが、異世界はちょっと・・・」


優也「まぁいい。それはその時考えればいい」


ピンポーン


優也「ん。俺が出る」


妖夢「こんにちは」


優也「おう。どうした」


妖夢「えっと・・・いいですかね?」チャキ


優也「あー・・・。天使ー」


天使「はーい。あ、妖夢さんこんにちは」


優也「あいつを任せてもいいか」


天使「ええ。いいですよ」


優也「助かる。だそうだ、妖夢」


妖夢「はい」


優也「今日は庭でやるか」



優也「さて」


妖夢「いつでもどうぞ」


優也「ああ」

ベレッタM92FS Inoxソード・カトラス、天煌亡剣【アマカゲノツルギ】召喚

少し冷たい風が2人の間を過ぎ去り、髪を揺らせばそれは開戦の合図。

同時に構え、優也が先手を切る

ソード・カトラスから9mmパラベラム弾が発射。


妖夢「遅い」ザンッ!!

弾丸を一刀両断。


そのまま突進する妖夢にソード・カトラスが火を噴く


妖夢「遅い!遅い遅い!」

ザザッ!


少し手前に来たところで天煌亡剣を振り翳し攻撃を加える。

勿論妖夢は防御


妖夢「はあっ!」

ガッ!


そのまま全体重をこちらに掛け切り返し


両刀が左右に迫ったところで左右とも防御


右手の天煌亡剣を翻して受け流し、若干の後ろ蹴りを食らわせる。



妖夢「グッ・・・!」


少し後退した妖夢にすかさずソード・カトラスを叩き込む


シュンッ!


しかしその弾丸は着弾することなく宙を裂く



妖夢「はあっ!」


左に避けた妖夢はそのまま踏み切って跳躍、ジャンプ斬りを敢行。


ガギンッ!!

ステンレス製のソード・カトラスで防御するが、妖夢はそこから更に跳躍、回転ジャンプ切りへと移行。

全体重をソード・カトラスと天煌亡剣に乗せ、目の前に2本の剣が迫った。



妖夢が少し跳躍して宙に浮き、防御態勢の俺の剣を蹴る

空中に飛び出た妖夢は回転しながらトカレフを射撃。


――カウンターメジャー発動
自動的に敵弾を感知、ポータルを生成して敵弾を消す。



妖夢「効きませんか」


優也「ああ、残念だったな」

シュインシュインシュイン!


空中に3挺のM249軽機関銃を召喚。


優也「お返しだ」


ズドドドドド!!!!!


妖夢「くっ・・・!」キンキンキン!!!


致命的な部位に当たる弾丸のみを的確に防御し、ほとんどダメージを与えられなかった。


優也「中々やるようになったな」


妖夢「ええ、練習しましたから・・・!」



妖夢「行きます・・・」

妖夢「スペルカード 断命剣「冥想斬」」

ブワッ!と一瞬で弾幕の壁が生成され、こちらに突っ込んでくる。


優也「断罪!」


剣が妖しく紫色に光り、弾幕に穴を作る。


妖夢「はああああ!!!!!」


その時妖夢はすでに大きく剣を振り上げ、一瞬にしてこちらへ振りおろした。


優也「!」



ズドンッッッ!!!!



妖夢「はぁっ・・・はぁっ・・・やった・・・!」


妖夢「!」


ドガッ!!!


妖夢の背中に強烈な蹴撃。


妖夢「ぐあぁっ!?」


優也「ふぅ・・・危なかったぜ」



妖夢「くっ・・・何で・・・!」


優也「地面にワープホールを生成して、ついでに俺のところだけ重力を増やしてワープホールに俺を押し込んだのさ」



妖夢「そんな、ことが・・・ッ」



優也「今度はこちらの番だ」


スラァ・・・


優也「月夜に沈め・・・!」



優也「白夜、殲滅け 天使「ゆうやさーーーん!!!!」




優也「・・・」


妖夢「・・・」


優也「天使。俺の白夜殲滅剣を食らうか妖夢の冥想斬を食らうかどちらか選べ」


天使「えっ!いやですよそんなの!」


優也「あのな、今いいところだったんだぞ」


天使「だ、だってあの子が起きたんですよ!」


優也「は?」


天使「ですから昨日の子が」


優也「何で先にそれを言わないんだお前は」


天使「だ、だって優也さんがぁ・・・」


優也「ああ、分かった分かった」

優也「妖夢。すまんが急用だ。ちょっとその辺で待っててくれ」


妖夢「はい」




優也「それで」


優也「おい。言葉はわかるか」


???「・・・」


優也「喋れないのか?」


???「私は・・・」


???「私の名前は・・・響・・・」


優也「響・・・。どこから来たか分かるか」


響「分からない」フルフル


優也「・・・」


天使「どうしますか」


優也「行く宛もないだろうし、ここで飼う」


天使「ちょ、飼うって・・・言い方が」


優也「間違えただけだ。響、行く宛がないならここに居ないか?」


響「・・・。その前に1つ聞かせてほしい」


優也「何だ」


響「君たちは誰なんだい?」


優也「俺は優也。お前の第一発見者だ」


天使「私は天使です。優也さんの妹のような存在です!」


優也「・・・」


天使「そ、そんな目で見ないで下さいっ!」


響「わかったよ。少し、ここに居させてくれないか?」


優也「ああ。」


天使「はいっ!」



優也「さて、俺は妖夢をまたせているからな、行ってくる。天使、後は任せたぞ」


天使「はーい」



優也「妖夢」


妖夢「あっ、はい!」


優也「何だ、素振りしていたのか」


妖夢「はいっ!」


優也「人の庭でか」


妖夢「あっ、ご、ごめんなさい」


優也「いや構わんよ。そういう姿勢は重要だ」


優也「それで、続きはどうする?そろそろ暗くなってくるが」


妖夢「えっと・・・今日はもうやめましょうかね」


優也「おう、そうか。夕食でも食っていくか?」


妖夢「え、いいんですか?」


優也「ああ。天使が旨いもの作ってくれるさ」


妖夢「それじゃあ、すこしお付き合いさせていただきますね」




優也「天使ー」


天使「はーい。あ、妖夢さん」


優也「夕食食べていくそうだからよろしく」


天使「本当ですか?じゃあ、腕によりをかけて作らないとですね!」


妖夢「私も手伝いますよ~」


優也「妖夢って料理できるんだ」


妖夢「ひどいですねぇ・・・これでも幽々子様にいつも御飯を作っているんですよ」


優也「ほえー。妖夢の料理も食べてみたいな」


妖夢「ふふっ、じゃあ天使さん、一緒に作りましょう!」


天使「がってん!」


優也「頑張れよー。・・・ふう、二人っきりになったな、響」


響「うん」


響「皆楽しそうだね」


優也「ああ。あいつらは特に仲がいいような気がするよ」


響「腰に剣を差していたけど、剣士か何かかい?」


優也「いや、従者兼庭師かな」


響「すごいね。剣術は上手いのかい?」


優也「ああ。相当なもんだよ。さっきも俺と戦ってたしな」


響「君も剣術を?」


優也「出来るよ。妖夢を押していたんだが、お前が起きて天使が駆けつけてきてな」


響「悪いことをしてしまったね」


優也「いや、お前のせいじゃないさ。」


響「ありがとう。二人の戦いはどんな感じだったんだい?」


優也「最初に俺が仕掛けて、妖夢が反撃して・・・必殺技がぶち当たって俺が必殺技で返そうと思ったら天使が来たんだ」


響「ずいぶんと大雑把な説明だね」


優也「説明が下手でな・・・」


響「ふふ。でも、楽しそうだね」


優也「ああ、楽しいよ。」


響「木刀とかでやっていたんだろう?」


優也「いや、本物だよ」


響「本物?危なくないかい?」


優也「そのほうが上達するしな。間違えて殺したりはないさ」


響「凄いね・・・」


優也「まぁ、この世界では"残機"っていうのがあって、その分だけは命があるんだが」


響「不思議な世界だね・・・」


優也「だから、割りと殺す気で行っていたりするがね」


響「ずいぶんと物騒だね。君の得物は?」


優也「別の部屋にあるよ。あとで見るかい」


響「うん、そうするよ」


天使「できましたよ~」


妖夢「はいよ~」


ドンッ!


優也「おお、寿司か。豪勢だな


天使「醤油どうぞー」


響「うん、いいな。Спасибо」


優也「ん?」


妖夢「さぁさぁどうぞ!食べちゃって下さい!」


優也「それじゃぁ、いただくとするか」

響「いただきます」


優也「じゃあ俺は海老を」

パクッ


優也「うむ、美味いな」


響「醤油はつけないのかい?」


天使「優也さんは醤油つけませんよー」


妖夢「わさびも入れないんですね」


優也「まあな。ほれ、お前らも食え食え」



天使「はーい」


ワイワイガヤガヤ



優也「ふぅ、お腹いっぱい」


響「ごちそうさま」


天使「お粗末さま~」


妖夢「お粗末さまでした。」


優也「美味しかったよ」


天使「ありがとうございます。妖夢さんが捌いたんですよ~」


妖夢「ええ、そのあたりは自信があるので」


優也「はえーすごいなぁ・・・」


妖夢「あっ、私はそろそろ帰りますね!」


優也「おう、ありがとなー」


妖夢「こちらこそ」


天使「また来てくださいねー」


響「До свидания」



優也「さて、風呂に入るか」


天使「はい」


響「私もかい?」


天使「あっ」


優也「俺は構わんけど」


天使「一緒でいいですか?響さん」


響「私は別に構わないよ」


露天風呂
カポーン...

響「温かい・・・」


優也「天然の温泉だからな」


天使「えっ、そうなんですか?」


優也「知らなかったのか」


天使「はい、まったく」


優也「ちなみに効能は特に無い」


響「無くてもいいよ。温かいし、疲れはとれるよ」


優也「たしかに」


天使「でも、あるならお肌ツルツルとか~欲しいですね」


優也「俺のお肌もツルツルになるが、それでいいのか?」


天使「なんかきもちわるいですね」


響「意外と様になるかも知れないよ。ずいぶん細い体をしているようだし」


天使「あの優也さんがつるつるぴかぴかになったら・・・違和感の塊ですね」


響「すぐに慣れるよ」


優也「何で俺がツルツルになる前提で話しているんだ?」


響「ならないのかい?」


天使「なりますよ~」


優也「ならねーよ」


響「それじゃあもしなったとしたら」

優也「ならねえっつってんだろ」


響「怒らなくてもいいじゃないか」


優也「いや怒ってないけどさ」


天使「んふ~っ二人共仲いいですね~」


優也「お前のぼせてんだろ」


天使「ほぇー?」


響「そろそろ上がったほうがいいかな」


優也「ああ。こいつを運び出せ」


響「私がかい?」


優也「ああ」


響「君のほうが力があるだろう」


優也「無い」


響「嘘は良くないよ」


優也「面倒臭い」


響「それが本音・・・」


優也「嘘は付けんからな」


響「わかったよ。私が左肩を持とう」


優也「分かった。俺も左肩を持とう」


響「この子を引きずっていくつもりかい?」


優也「それもいい」


響「ダメだよ。ほら、風邪を引くから早く上がろう」


優也「わかったよ」


部屋
優也「さて、そろそろ寝るかな」


天使「ん~いい湯でしたね~」


優也「お前のぼせてたんじゃないのか」


天使「天使ですので」


優也「理由になってねえ」


響「私はどこで寝ればいいのかな?」


優也「たしかに」


天使「私は優也さんにくっついて寝てますから、響さんは床にでも」


優也「じゃあ天使と響交換で」


天使「ひどーい!」


響「私は別に床でも構わないよ」


優也「じゃあ響が俺と一緒な」


響「天使さんも一緒に寝た方がいい。床は辛い」


優也「だそうだ。良かったな天使」


天使「うー。だんだん私の扱いがひどくなってきているような・・・」


優也「何だ?床のほうがいいのか」


天使「ベッドで」


優也「しょうがないな・・・。ほら、来い」


天使「はーい」


響「……」モソモソ


優也「狭い」


天使「私が上に乗りましょうかー?」


優也「違うそうじゃない」


天使「ふふ。」


響「私が上に乗ろうか?」


優也「だから何でお前らは俺の上に乗ろうとするんだ」


天使「既成事実?」


優也「天使には効かないだろ」


天使「たしかに」


響「2人はもしかして」


優也「寝るか」


天使「あらあら、優也さんったら」


響「いや、私は・・・」


優也「おやすみ」


天使「おやすみなさーい」


響「…おやすみ」








  • 最終更新:2015-03-08 19:37:31

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