あんみつ姫の日常

...暇だ。ものすごく暇だ。

四時限目 国語


あああああああああああああああ、眠いっ眠いーーいいいいー。

今日は冬休み前、最後の登校日だ。

が、私にはどうでもよいことだった。

...いや、どうでもよくない。
全然よくない。

じゃなくて


授業中に、一人で突っ込みをかましてる私は相当変な子だと思う。

まぁ、別にいいんだけど。

それにこれは脳内で展開されている話だ。他人に迷惑をかけてはいない。

「えーっと…じゃあ、橘(偽名)さん」
「ぇ」

クラスメート達が私を見つめている。

私かい。

取り合えず、質問を読み取ろうと黒板を凝視する。

と、視界の隅にこちらを見つめながら、笑いを必死に堪えようとしている、男子生徒の姿が映った。

「打ち消し意志」

すると、男子生徒はつまらなそうな顔をして前を向いた。

答えられないとでも思ったか。はっ。

怒りを剥き出しにしたくなる気持ちを押さえつつ、机に落書きを始める。

授業は退屈だ。つまらない。

生徒だけの世界が欲しい。

まぁ、困るけど。うるさくなる。

突然、私の斜め前の席の前の席(つまり遠い)の男子が崩れるように机に突っ伏した。

あ、あいつ寝るな。

全く、教卓から近いのによくやるよ。
…私も寝たい。

私の趣味は人間観察だ。
授業中は無論観察をする。

誰が誰を好きだとか、そんなものは手に取るように分かる。

私にとって他人の弱みにしかならない。

人は何故そこまで、自分の気持ちを隠すのか分からない。

まぁ、どうでもいいか。
弱みなんて振り回す気にもならない。

提供もしない、保存するだけだ。

…つまらないな。

何回、つまんね、つまんね言ってるんだ私は。

ここまで来ると、私は考えることを放棄する。

…訂正。放棄したくなる。
無理な話だ。思考を止めるなんて。


はぁぁぁぁぁ。


最近やけにため息が漏れる。

その理由も分かりきっている筈なのに

一言で言うと、鬱だからだ。
だけど、その原因が分からない。

…結局分かりきってなんかないじゃないですか。




「杏子ちゃんてさ、授業中変な所見てるよねー」
「ぇ…え!?どういうこと?」

今は給食前の五分間休憩だ。

私はこの時間に、よく友人Hの席へ行く。
この席は日当たりがよく、ひなたぼっこにはうってつけの場所だ。


「宙の一点だけじーっと見てるんだけど。たまに変な方向向いてるし、一人で笑ってたし、怖いんだけどw」
「え、何それ怖。いや、私か。笑った覚えなんてないよ…」

笑ってたよーと、言いながらケタケタ笑う友人H。なんと言うことだ…。


そんなこんなで給食。

はっきり?言って、給食は美味しいとは言えない。

でもまぁ、作ってくださっているんだから、文句は言えませんね。


淡々と食べる。班の皆様とは喋らない。交流を図るのが面倒くさい。

ちなみに私は、飲み終わった牛乳のパックを一旦潰すタイプだ。ぐしゃっと。

食器を片付けた後、ついでのついでにりんさんの席に寄る。

「やあ、早く食べてください」
「待て~、杏子。すぐ食べる」

早く食え。

「そう言えば、なんでゆっきーゆっきーって言うの」

りんさんの隣の席の男子、H君が話しかけてきた。

「え?知らない?ゆっきーの名前の由来」
「うん」
「私も知らん」
「え、杏子さんも知らないの?」

そんなこんなで遠回しなゆっきーの名前の由来話が始まった。

…いやいや、そうじゃなくて。

「早く食わんと、先行くよ~」
「あっ、待て」


予定黒板の前に立つ。

私とりんさんは予定係なのだ。

「あれ?明日何日」
「?26」


なんと言うことだ…。
明日学校あったじゃないですかー。

馬鹿馬鹿。私の馬鹿。
舞い上がっていた分、ダメージが多い。


席につき、突っ伏す。

鞄の支度は出来ている。あとは予定を書くだけだ。

ズルズルと机の中から予定帳を取り出し、予定を書き写す。


帰りの会。日直が前に立って進めている。

先生の話は80%位は聞いてない。右耳から左耳に通り抜けている。

帰りの会が終わると、我ら吹奏楽部員(と言っても一部)はダッシュで部室へ向かう。

取り合えず教室を出て、隣のクラスを覗く。

あ、居た。

すると、相手もこちらに気付いたのか、ブンブンと手を降っている。
それも満面の笑みを浮かべて。

隣のクラスの住民達の視線が、一斉に集まる。

「!!」

取り合えず、退散。逃げるが勝ち。

校内を逃走。ダッシュで音楽室へ逃げ込む。





  • 最終更新:2013-01-03 16:47:57

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