あははの日常2 ※ノンフィクション

 11月の中旬 (前のことなので日にちを忘れた。)

 冬休みが近くなるにつれ、どんどん部活の時間が短くなっていっている。

 吹奏楽部は相変わらず今日もにぎやかだ。

 「おーいあんみつ聞いてくれるんだっ。」

 基礎練習が終わって少し休憩のときに、譜読みも終わって特にすることもなかったのであんみつのところへ行った。

 「何か用?歩くスピーカーことあはは。」

 ひどいあだ名がついた。

 私はそこまで騒々しくないぞ。多分。

 「歩くスピーカーって・・・・・・。まあいいや。

  ねー聞いてよ。昨日ギャラさんと優也さんがね――――――」

 話そうとした瞬間、あんみつが慌てたようにシーッと人差し指を口にあてた。

 横を向くと、同級生でトロンボーン担当の友達が立っていた。

 「???ねえあはは、ギャラさんて誰?」

 優也さんという名前の人は絶対に知らないと思ったのか、ギャラさんだけに反応してきた。

 「えぇっと・・・・・・」

 返答に困って目線であんみつに助けを求めると、あんみつは自分でなんとかしろというように首を振った。

 「ねぇ、ギャラさんて誰なの?」

 少し遠いところに住んでいる友達と答えようと思ったが、本名なんかを聞かれたりしたら終わりだと思った。

 友達は辛抱強く私の答えを待っている。

 「ギャラさんていうのはねー・・・・・・。」

 うーん。

 まあいいっ。

 「今受験中のメガネをかけてる人生の先輩のことだよっ!!!」

 うわぁ・・・・・・ギャラさんが私のせいで突っ込みどころありすぎの謎の人となってしまった・・・・・・

 「ふーん。」

 友達は不思議そうな顔をしたが、これ以上詮索しても私はしらを切るだけなので友達は聞かなかった。

 「じゃぁさ、優也さんて誰なの?」

 そこで来るのか優也さん。

 
 けれど、優也さんのほうの返答に対して困りはしなかった。

 質問されてから数秒で私は反射的に答えていた。   

 
 「あぁ。ただの変態。」






 


 あのね、自分でももうちょっといい返事があったんだと思うよ。

 優也さんのイメージが私の一言で友達に定着しちゃったんだからさ、本当に悪かったと思っているよ。

 優也さんは確かに破廉恥だけど、もっといいところもたくさんあるんだからそこをちゃんと言葉で表現しなくちゃいけなかったと思うよ。

 全部私の責任だと思うよ。

 


 私のせいで謎の人物として捉えられてしまったギャラさんと、
 私のせいでただの変態となってしまった優也さんに深く、深くお詫び申し上げます。

 すみませんでした。

 
 謝る機会がなかったのでこの場で謝らせていただきます。


 
 あとさぁ、あんみつ助けてくれたってよかったじゃん泣

  • 最終更新:2012-12-16 14:29:39

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