Ⅹ-Hearts of the light or darkness-


OPはこんな感じの



闇が 来る

それはまるで生きているかのように
「闇」が 迫ってくる
それはまるで生物のように
「闇」が 襲ってくる

それはまるで、意思を持つかのように

闇が――――
                来る―――――――――

「愚ぎヤアアアアアアァァァァァァァァァァァ唖」

今日もその街に、響く断末魔

それが、僕の 僕達の日常だった

プロローグ

「兄貴、片付きやしたぜ」
その言葉を発したのは真っ黒い服の男
「どうしやす?また例の所に売り払っちまいやすか?」
「好きにしろ」
兄貴と呼ばれた、これまた黒い男が言う
「了解っす~」
上機嫌で部下と思われる男は応えた
「いや~それにしても、今巷で噂になってる都市伝説が、まさか俺達見たいな強盗だとは、世間じゃ誰も思ってませんぜ兄貴」
「当たり前だ。そのために「闇の使者」なんてくだらん都市伝説のフリをしてるんだ」
「そりゃそっすよねー」
男は死体の転がっている家から物を物色する
「いやーそれにしても、この家な~んにもありやせんぜ。やっぱりもっと金持ちの家に忍び込んだほうが良くないっすか兄貴?」
「この前それをして危うく正体がバレるところだっただろ?」
「確かにそりゃそうでした すいやせん」
男は乱暴に物を散らかし目当ての物を探す。しかし、何もないことが分かるとすぐに帰り支度を始める
「ったく貧乏人の家に忍び込む俺等の気持ちにもなってみろってんだ。せめてヘソクリぐらいは置いとけクソ野郎 ペッ」
「やめろ、少しも俺達の痕跡を残すんじゃない。少しでも疑われたら一瞬で俺等は終わりだぞ」
「へい、さーせん」
気だるそうに返事をする部下。彼の手には真っ黒な凶気が握られていた

彼らは巷で有名な「闇の使者」という都市伝説のフリをし強盗を働いている集団
その「闇の使者」とは、街が真っ黒に染まる、所謂深夜、その街のように全身真っ黒な、それこそ闇そのものを具現化したようなバケモノが人を取り込みにやってくるという、
言ってしまえばよくある都市伝説だ

「そういや思ったんすけど、あの都市伝説って一体誰が流し始めたんでしょうかね?」
部下が不思議そうな顔で質問する
「知るか、どうせそこらにいるガキが面白半分で流したのが広まっただけだろ」
「でも、俺等がこれに目をつける前からかなり有名じゃありませんでしたか?それこそ、本当に闇の使者ってのがいるかのような...」
部下は一瞬不安そうな顔を見せる
「おいおい、あんな噂を信じるつもりか?やめてくれよ、俺の近所の小うるさいガキじゃるまいし」
男は苦笑いしながら応える
「近所のガキ?なんすかそれ」
「お前には関係ないことだ。いいから早く荷物を運べ、急げよ」
男は既にその家から外に出ようとしていた
「ああ、待ってくださいよ兄貴。この荷物ちょっと重いんですから、手伝ってくださいよ~」
部下はそそくさと荷物を持ち外に出ようとした
「仕事」が終わった家には、何も残さずにすぐに離れる
それが彼らのやり方だった
そして、いつもの通り、盗品を持ってその場から立ち去ろうとした

しかしその時
「な...お前はまさか...や、やめろ!俺に近づくなあああ!」
兄貴と呼ばれた男が何かに叫んだ
「兄貴!?どうしたんすか兄貴!?」
部下は急いで男の元に掛けようとした、だが
「グギャアアアアアアアアアア」
男の断末魔が響いた
「兄貴ィ!?」
断末魔を聞いた部下が盗品を投げ捨て声の元へ走った
「兄貴!何があったんすか兄...貴...」
そこには
そこには、なにかがいた
「あ...ああ...」
「それ」は真っ暗な場所に現れた
「なん...で...」
「それ」は全身が真っ黒だった
「が...あああうわあああああああああああああアアアアアアアアァァ」
ヤバイ
全身が警告を鳴らす
ヤバイヤバイ
頭の中が真っ白になった
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
体が即座に動き「それ」から逃げ出した
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバヤバヤバヤバヤヤバヤババババヤバyばyばやばっばばばばっばばばb
そして「それ」は
―――――――クスリと 笑った


闇が 来る

それはまるで生きているかのように
「闇」が 迫ってくる
それはまるで生物のように
「闇」が 襲ってくる

それはまるで、意思を持つかのように

闇が――――――
                来る―――――――――

「愚ぎヤアアアアアアァァァァァァァァァァァ唖」

今日もその街に、響く断末魔


                     日常 僕達の日常

                「今日は7人か・・・ま、上出来かな?」

                    そして    これが

                   「また...ヤツが現れたか」
                「これで通算...何回目でしたっけ?」
                   「知るか、数えきれんわい」
                   「そりゃ、そうですよねー」

                      この街の日常


                  この小さな小さな「世界」の

                     日常だった


感想オナシャス!

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  • 最終更新:2012-12-09 21:37:25

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